Micro-TESE 2回目
サルベージ内分泌療法中の精液検査で、精子が出ることなく、手術日になりました。
2回目なので、もうベテランのごとく、手術まで過ごしました。
可能性は10%と言われていたため、1回目とは違い、見つかったら奇跡だね・・という心持ちでした。
手術が始まり、夫が手術室に入ってから、40分
またしても、先生が入ってきました
「奥さん、変わらないですわ。精子は見つからないです。」
死刑宣告かのごとく、ズーンと私の心は重くなりました。
あんなに痛いと言いながら、頑張ってきたここ数ヶ月はなんだったんだろう
2回も切った夫は、なんで報われないんだろう
最初から、細胞すらありませんって言われた方がよかったのかな
少しでも希望を持てただけよかったのか
なんだか、すごく虚しくなりました。
夫が手術室から帰ってきて、「まぁ、10%だからね。しょうがないね」
と言っていました。
2回目のTESEは、1回目のTESEの時より、すごく痛そうでした。
1回目は唸ったりはなかったのですが、2回目は「ううぅぅ」と苦しんでいました。
先生の傷確認も終わって、1回目の術後の経験を活かして、座薬ではなくロキソニンを処方していただけないかとお願いしました。
またしても、術後に仕事なので、すぐに飲める薬がいいなというのがありました。
座薬と手術はセットになっていて、座薬を外すことはできないですが、ロキソニンを追加することはできますとのことでした。
病理検査の結果
1週間後、抜糸の時に、病理検査の結果を聞きにいきました。
5年新しい技術を待つ?AID?
AIDに進むと決めた話は、また別のブログで記載しますが
夫に希望が見えると言われた時、なんだかモヤモヤしたんです。
もし、AIDで子どもを授かったとして、その時に技術が進んだら、その技術で妊娠を目指す?
なんだか、それだったらAIDに進んではダメな気がして、AIDで生まれた子が可哀想なんではないか?と考えてしまいました。
夫は、
きっと研究が進んだら、やりたくなると思う。でもいいじゃん。海外の有名人のことを例に挙げて、血がつながっている子がいてもいいじゃん。幸せじゃん。
そして、やっぱりモヤモヤするのは、遺伝子残せるからだよ。
と言われました。海外の有名人の例えもなんだか納得してしまい、遺伝子を残したいと思うのは、人の本能であって、誰も止める権利はないなと思いました。
北九州の病院で行われているROISという方法も頭によぎりましたが、また手術しないと行けない危険性や希望の薄さに、その挑戦はなしになりました。
どんな方法であれ、生まれてくる子はとても、とても望まれて生まれるってこと。
それだけは、間違いない。
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